侵害受容性疼痛

 侵害受容性の痛みとは、末梢組織に炎症の源が存在して、感覚神経終末が炎症物質によって刺激されることで生じる痛みのことです。神経痛との違いは、神経そのものが損傷を受けているのではないということです。
 変形性膝関節症や変形性股関節症、関節リウマチ、悪性腫瘍などのように、末梢組織に損傷と炎症が持続すると、長期におよぶ慢性痛となります。