レッスンを受けるだけでどんどん上達するかというと、残念ながらそういうわけにはいかない。
多くのピアニストが「上達は練習量に比例する」と伝えていて、全くその通りだと思う。
しかしながら、的外れの練習は逆効果になり得るため、レッスンの都度適正な練習内容に微調整していく必要がある。
つまり、良い練習が家でできるようにするためにレッスンを受けるわけだ。
ここに小さい落とし穴があり、
先生の伝えたいことが生徒に10割伝わるかというとそんなことはなく、5割も伝わればかなりいいほうなのではないかと思う。
(初心・初級者にはより伝わりにくいだろう)
ゆえに、
伝わらなかった5割以上についてはぼやけた状態まま、家で試行錯誤を余儀なくされる。
試行錯誤していると「これだ!」と閃く瞬間があるが、次のレッスンで得意げに披露すると先生にイマイチな反応をされることがよくある。
(閃いたことが的を得ていなかったということだ)
しかし繰り返すうちに先生が伝えたいことがわかるようになってくる。
なので最初は根気が必要。→ 修行
話は少し変わり、
ピアノの上達には指の筋力アップが必須といわれ(てい)るので、サムネ画像のような器具を揃えてみた。
※ 画像では手のひらを上に向けているが、効果的なトレーニングをするには鍵盤に指を置いている形(手のひらを下に向ける)が良い。
シリコン製のものは風呂場に置いて、入浴時の湯船の中で使っている。
(冷えた状態で筋トレするとケガをするため要注意)
そして忘れてはいけないのが『運動神経の発達』だ。
運動神経は脳からの命令を特定の筋に伝える神経で、特定の筋を積極的に動かすことにより、筋と接続している運動神経末端の数は増える。
数が増えることでスピーディかつキレのある動きが可能となる。
また、ヒトの手指は握り込むこと(じゃんけんのグー)が優位にできているので、逆の手指を伸ばす(パー)というのは苦手だ。
しかし、実はチョキの方がもっと苦手である。
これは指を独立して伸ばす運動神経があまり発達していないからではないかと考えている。
〜ひとこと〜
練習にも集中力が大切。時には休日を。
試行錯誤の日々
