腧穴(しゅけつ)

腧穴とは、いわゆる「ツボ」と呼ばれるものの総称です。
腧穴には以下のものがあります。

1. 経穴けいけつ(正穴

 十四経脈けいみゃく上にあり名称、部位が決まっており、臨床において最も広く応用される腧穴。

2. 奇穴きけつ

 十四経脈上にはなく名称、部位、主治症が定まっている腧穴。

3. 阿是穴あぜけつ

 名称や部位は定められておらず、治療において病痛のある局所、あるいは圧痛が取穴の根拠となる腧穴のこと。

    有名な「合谷ごうこく」や「足三里あしさんり」はそれぞれ手の陽明ようめい大腸経、足の陽明胃経という経脈上にある経穴になります。

    WHO(世界保健機関)では、経穴を全361穴と定めています。
    経穴は疾病の際に何らかの反応を表す点で、施術を行い疾病を治療する点でもあります。経脈と機能的なつながりを持ち、経脈を通じて臓腑と関連があると考えられています。