【1章】本格的な修行がスタート

無事にピアノ教室の生徒になった。
コースは60分×3回/月である。

レッスン初日に弾きたい曲の希望など聞かれ、
「特に弾きたい曲の希望はなく、上達につながるならなんでもやります。」
と答えた。
(ほんとうはゲームの曲を弾きたいのだが、一定のレベルに達してから取り組むべきだと考えているため、おあずけとした。)

そして、レッスンで使用する教本(+練習曲)となったのが以下の4つである。

  • HANON(ハノン)
    指トレ曲の代名詞として君臨し続けている教本。
    練習の仕方次第でその後の上達スピードに影響する。
    なんとなく弾いているだけだとあまり意味がなく、
     ・打鍵時には鍵盤の底まで意識する(筋トレ)
     ・リズムをつける(リズム感)
     ・次の指をあげて準備する(運動神経+筋トレ)
    など1つのテーマを決めて練習すると良い。
    HANON(フランス語でアノン)は作曲者の名前である。
  • バイエル
    教室に通う前から独学で練習していた教本。
    左手メロディーの登場頻度が少ないが、左手と右手による和音を意識する練習や左手低音の音量を抑える練習には有用だと思われる。
    基本はハ長調だが、後半には別の調も登場する。
    子供にとっては退屈らしく、最近は敬遠されがち。
  • 小さな歌(by カバレフスキー)ホ短調
    自分好みの哀愁のある曲。
    練習のテーマは和音
  • エオリアンハープ(by ギロック)ヘ長調
    タイトルのようにハープを奏でるような曲。
    右左手の交差が少しだけ入ってくる。
    練習のテーマはペダル

レッスンの60分間があっという間に過ぎ、
宿題を持ち帰った家での修行が始まるのだった。


〜ひとこと〜
譜読みでレッスン時間を使うのは大変もったいない!
早いうちから自分でできるようにしよう!