【序章】中学校の音楽成績が「1」である

わたしは学生時代、とにかく勉強が嫌いで学んだことの記憶がほとんどない。
2020年から学び直しを始めたのだが、それについてはまた別の機会としたい。

何が言いたいかというと、わたしには音楽の教養がないということだ。
加えて、カラオケなどもしてこなかったのでリズム感・音感もない。
成績評価だけでなく、ゲームのようなステータスでも「1」というのがふさわしいスペックである。

そのため、なにか楽器をはじめようなどとは頭の隅にもなかった。
父親に何気ないひとことを言われるまでは・・・

指が長いからピアノをやってみたら?

なるほど、たしかにわたしは指が長いし、仕事で手先感覚をフル活用しているから向いているかもしれない・・・
これまで、生涯の趣味を見つけるためにいろいろチャレンジしてきたが、残念ながら続いているものはひとつもない・・・
大人になってからでも努力次第である程度まで上達できるかもしれない・・・
ゲームのBGMは好き
で、ピアノで弾けたら楽しそうだ・・・
何より家から出なくていいのが良い・・・


等々の思いが渦巻き、
趣味ピアノの検討を前向きに始めたのだった。